2週間～2か月間の農作業体験型ワーキングホリデー参加者募集（株式会社ひのかげアグリファーム）

宮崎県の北部に位置する日之影町は、90%以上を山林が占める緑に囲まれた町です。
美しい棚田や農地が広がり、お米や栗、トマト、柚子などの農業生産がおこなわれています。
町の東西南北を、清流五ヶ瀬川と日之影川が流れ、深いV字の渓谷を作り出しています。自然が作り出した美しい景観に心惹かれる方はもちろんのこと、川釣りが好きな方やボルダリングが好きな方にもたまらないシチュエーションです。

◆「世界農業遺産」である日之影町の農業を守っていくために、自治体出資の農業法人を設立
日之影町を含む宮崎県の高千穂郷・椎葉山地域は、森林に囲まれ、平地が極めて少ない場所です。標高の高い傾斜地で農業用水を確保するために建設された山腹用水路は500kmにも及び、用水供給のほかにも斜面を流れ落ちる雨水を受け排水することで、周囲の集落を災害から守る役割を果たしています。また、地域に伝わる伝統文化「神楽」は、五穀豊穣などを願う神事の舞踏で、現在も多くの集落で神楽が奉納され、厳しい山間地で暮らす人々が生活の安定を願う祈念の場として大切に受け継がれています。
こうした背景から、2017年に高千穂郷・椎葉山地域は世界農業遺産に登録され、次世代に伝えていくべき農業システムとして世界に認められました。

しかしここ日之影町の農業は、高齢化や担い手不足による労働力の減少といった課題があります。後継者がいなくて使われない農地が増えてしまったり、担い手が不足して農地を規模縮小したりと、農業の発展が難しい状況になってきています。
そこで、町では、町の農業を守り、次世代に引き継いでいきたいという想いのもと、2016年に町（自治体）が出資する形で農業法人「株式会社ひのかげアグリファーム」を設立しました。

◆日之影町で農業体験を通して、町のファンになってほしいです！農業体験型ワーキングホリデーに参加しませんか？
株式会社ひのかげアグリファームでは、町内の農林家の農作業受託をおこない、日之影町の農業を守っています。
また、町のファンを増やしたいという想いから、町外の方に農業体験を通して町を知っていただくワーキングホリデーを受け入れています。
ワーキングホリデーの期間は2週間～2か月間で、ご本人のご都合やご希望に合わせて設定をしています。
この間、時期によって様々な農作業などを体験していただきます。一例として挙げると、栗拾いや米刈り、草刈りなどがあります。他にもお米の配達や出荷調整など様々です。時期や期間によっては、一つの仕事をお願いすることもありますが、地域でおこなわれている様々な農業の仕事に携われるのもワーキングホリデーに参加する魅力の一つかと思います。そして農家さんの力になって農家さんに喜んでいただけることが何よりのやりがいとして感じていただけるのではないでしょうか。もちろん、お休みの日には川釣りやボルダリングなど、大自然を満喫することができます。

今年は8月21日～12月28日の期間で、2週間～2ヶ月間の農業体験希望者を2名程度受け入れる予定です。
期間中は宿泊先をご用意いたします。（宿泊費はかかりません）
また、作業にかかる報酬として時給900円をお支払いいたします。
農業に興味がある方、将来農業を始める第一歩として、ここ日之影町で就農体験をしてみませんか？未経験の方も大歓迎です！農家さんから指導してもらいながら、忙しい農家さんの力になっていただきたいと思います。

5～6年前、大学生としてこの体験に参加した方が、今でもこの町に遊びに来てくださいます。現在の仕事は農業ではありませんが、「体験を通して日々の生活をする中で想いが変わった・人生や価値観が変わった」と言ってくれており、このワーキングホリデー事業の意義を改めて感じています。
過去の参加者の方の中には町が好きになって移住をしてきた方もいらっしゃいます。
移住・就農をしていただけるのが一番嬉しいですが、この町を好きになって時々交流をしに来てくださる方がいらっしゃいましたら、とても嬉しいです。

もし体験を通して、この町で農業をやりたい！と思った方には、就農のサポートも可能です。
皆さまからのご応募をお待ちしております♪